みすず学苑が送る今まで誰も説かなかった大学受験合格の秘訣!
みすず学苑 学苑長の大学受験アドバイスホーム > 実践受験対策「(9)ノルマを課し自分を甘やかさない」

(9)ノルマを課し自分を甘やかさない


受験勉強で最も大切なのは、毎日コンスタントに勉強を続けること。英語は、その典型的な科目といえますが、数学、物理、日本史や世界史にしても、継続した勉強をしていかないことには、本当の実力はつけられません。受験勉強においても「継続は力なり」です。

とかく受験生は「体調が悪い」「気分が乗らない」などと、自分を納得させる理由を見つけては勉強を中断しようとしますが、難関校に限らず、その日の気分次第という勉強で、突破できるほど入試は甘くありません。気を緩めずに、乗り切るにはどうするか。対処法の一番は、ノルマを課すこと。「ノルマを決めて勉強している」という場合は、課し方を見直す必要もあります。

具体的な課し方は、頭の中で、漠然と目安を決めるのではなく、その日に勉強する内容を一つひとつ細かく書き出す。メモにするのと、しないのとでは大違いです。メモを残せば、進行状況の自己管理がきちっとでき、追い込み時期を迎えたこの時期に、何をどう勉強すべきか、明確になります。

自分を甘やかさないもう一点は、入試本番の日まで、逃げ口実になる「例外日」を絶対につくらず突っ走る。これも忘れてはならない大切なことです。友人との欠かせない付き合い、見逃したくない映画観賞...。「きょう一日ぐらい」の誘惑心を断ち切って、自分との勝負となるこれからの数カ月間は、一心不乱に勉強する覚悟が必要で、合格するまでは正月休みもありません。万一、法事などがある場合も、勉強優先を貫く。受験生なら、失礼にならないことは、周りの方々も理解してくれます。

勉強漬けの日々にストレスを感じた場合は、脳の働きが勉強に近い、読書を机に向かってすることを勧めます。気分転換はするが、机に長時間向かう学習習慣と活字を読解する脳の働きは絶やさないことです。映画やテレビなどのビジュアル系の観賞は、全く活字読解とは違う脳の働きなので、気分転換はできても、再度、テンションの高い集中学習に脳を切り替え難く、結果、勉強はズルズル後延ばしになる危険性が高く、厳禁と言っておきます。気分転換という言葉にだまされず、最低でも、活字読解は心掛けてください。